改組の趣旨

大妻女子大学は、既存の家政学部と文学部に加えて、1992年に社会情報学部(社会情報学科)を、1999年に人間関係学部(人間関係学科及び人間福祉学科)及び比較文化学部(比較文化学科)を開設し、さらに2002年には家政学部にライフデザイン学科、文学部にコミュニケーション文化学科を増設して、家政学部、文学部、社会情報学部、人間関係学部及び比較文化学部の5学部11学科を有する女子総合大学として、研究と教育の幅を広げ、社会の多様な要請と期待に応えてきています。

本学大学院は、これらの学部・学科を基盤として、家政学研究科、文学研究科、社会情報研究科、人間関係学研究科の4研究科11専攻を設け、高度な研究者及び専門的職業人を養成して、社会と文化に貢献し、その要請に応えています。

しかし、知の蓄積を活かし、貢献の実績を踏まえると同時に、国の内外で急激に変化し、複雑化・高度化が進む21世紀の課題に対応できるよう、大学院として総力を結集し、学際的・総合的な教育・研究の新たな態勢を構想してきました。そこで、既設の4研究科11専攻を、領域横断的な1研究科6専攻に統合・再編成し、新たに人間文化研究科として発足します。

人間文化研究科では、生活科学、人文学、社会学、人間学などの人間文化全般に関して、人間生活科学、言語文化学、現代社会研究、臨床心理学の4専攻を設けます。いずれの専攻も、学際的・総合的視点に立った理論的・専門的かつ実践的な研究と教育を行うことによって、文化の新しい潮流、学術研究の著しい進展、そして社会・経済の変化に対応できる、柔軟で高度の総合的な判断力を備えた、国際的にも通用する女性リーダーの育成を目的とします。

改組後の大妻女子大学大学院の構成

大妻学院のミッションと経営指針
~創立100周年を迎え共に取り組むために~

このたびの研究科の改組は、「大妻学院のミッションと経営指針~創立100周年を迎え共に取り組むために~」のうち、「指針2 研究科・学部・短大・研究所の改組」に基づいて行われました。