臨床心理学専攻

専攻の活動情報

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臨床的な態度と科学的思考力を備えた臨床心理士・公認心理師を養成します。

 本専攻は、(公財)日本臨床心理士資格認定協会第1種指定大学院であり、同時に公認心理師受験資格を得るために必要な科目を履修できるカリキュラムを整えています。本専攻では、将来、「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」などさまざまな領域で、適切な支援と研究のできる有能な臨床心理士・公認心理師を育成します。精神分析的心理療法、来談者中心療法、分析心理学的心理療法、認知行動療法、家族療法などをバランスよく学習し、きめ細かいスーパーヴィジョン体制のもとで豊富な事例を通して実践的に学びます。また、大学院修了後の教育体制が整っていることも大きな特色の一つとなっています。特に、本専攻では、心理療法とロールシャッハ法を中心とする投映法検査に習熟した力動的視点を持った人材を養成しています。
 また、100%の就職率をおおむね維持し、これまで修了生の約95%が臨床心理士資格を取得しています。

3つのポリシー

修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

 科学的思考と臨床的態度に加え、将来、臨床心理士、公認心理師として働くのに必要な、臨床心理学的なアセスメント、臨床心理面接、臨床心理的地域援助及びそれらの研究に関する専門的な知識および量的・質的研究法を含む技法を修得し、適切な援助、介入及び研究を行う能力を身に付けている。

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

 科学的思考と臨床的態度を身につけ、心理臨床の専門的な能力を培い、適切な援助、介入及び研究ができる人材を育成するために、「臨床心理学基礎分野」「臨床心理学専門分野」「臨床心理学実践分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。
 具体的には以下のように教育課程を編成する。
 (1) 臨床心理学的なアセスメント、臨床心理面接、臨床心理的地域援助の基礎的知識および技法を身に付けることができるように科目を配置する。
 (2) 上記の研究に関する専門的知識及び量的・質的研究法を含む技法を身につけることができるように科目を配置する。
 (3) 心理臨床の専門家に求められる「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」「心の健康教育」等の多様な領域に関する理論とその実践に関する科目を配置する。
 (4) いずれの専攻にあっても、既存の知の枠組にとらわれず、積極的に社会活動・研究活動に貢献できるように、幅広く学際的・総合的な視点にたった教育・研究指導を行う。
 (5) 研究指導にあたっては、指導教員と副指導教員の助言のもと、研究計画書・研究指導計画書を作成し、学位取得に向けての組織的・連携的な指導を充実させる。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

 科学的思考と臨床的な態度を身につけ、臨床心理学的アセスメント、心理面接、地域援助の理論と技法を修得し、「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」などさまざまな領域で、適切な援助、介入及び研究のできる心理臨床の専門家を養成するため、次のような人を望んでいる。
(1) 基礎的な心理学の知識を備え、論理的思考のできる人
(2) 共感的理解のできる人
(3) 成熟した社会的スキルを備えた人

キャリア・資格

学位

修士課程 : 修士(心理学)

取得可能な免許・資格

教育職員専修免許状
臨床心理士(受験資格)

※詳しくは公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会ホームページをご確認ください。

公認心理師(受験資格)

※詳しくは厚生労働省ホームページをご確認ください