現代社会研究専攻修士課程

専攻の活動情報

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現代の社会に必要なコミュニケーション能力と調査・支援のスキルを身につけます。

 現代社会研究専攻は、2つの専修から成り立ちます。情報コミュニケーション専修では、現代社会の構造的基盤を成す情報コミュニケーションに関わる諸問題の理論的・実証的な分析力を深めます。さらに、IT化が進む中で重視されている基本情報技術者・ITパスポート資格など情報処理のエキスパート、教科「情報」の教職資格のステップアップを目指す社会人の養成に力を入れています。

 臨床社会学専修は、都市文化、教育、生と死、ジェンダーなど現代社会に起きている社会現象を実証的に調査研究し、そこに起きている問題に対する実践的政策を探ることを目指します。

 いずれの専修も、現代社会が要請する専門的な学問領域と職業領域との連携を図り、コミュニケーション能力と臨床能力を備えたより高度な職業人の養成を目標としています。

3つのポリシー

修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

 高度情報社会が要請する情報分野もしくは臨床社会学分野の専門的知識と技能を基礎にして、現代社会が提起する複雑な諸問題の解決に主体的に取り組む学術的基盤と実践的能力を獲得し、実社会に貢献する能力を身に付けている。

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

 柱となる学問領域として「情報コミュニケーション専修」と「臨床社会学専修」の2領域を設定する。
 「情報コミュニケーション専修」では、情報についての高い専門知識を身につけた人材の養成と、高等学校教科「情報」を担当する教員のステップアップを目的とする。そのため「情報」と「メディア」の史的発展と、インターネットに代表される多様な情報の仕組みを科学的に把握し、「情報」を収集・分析・統合する能力を獲得するため、「基礎理論分野」「社会・経済と情報分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。
 「臨床社会学専修」では、社会学のみならず医学・介護学・看護学・教育学・心理学・福祉学・法学など学際的研究によってのみ解明し得る領域の研究を理論的かつ実践的に進める。そのため、いのちの文化の再生・創出を目指す「生と死の臨床分野」、性・差別・暴力などの概念から社会を考える「ジェンダー臨床分野」、現代社会の理論的理解と分析・調査能力を養う「現代社会理論・社会調査分野」にそれぞれ必要な科目を配置する。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

 現代社会研究専攻は、現代社会そのものを動かしていく重要な要因となる情報通信技術が引き起こす多様な現象を主たる研究対象とする情報コミュニケーション専修と、現代の深刻な社会問題の背景に潜在しているジェンダーとエイジングに関わる問題を対象とする臨床社会学専修から構成されているため、次のような人を望んでいる。
(1) 現代社会の動態に関して、社会科学の観点から考えようとする意欲をもっている人
(2) 現代の情報通信技術のあり方について、根本的に再検討しようという意欲をもっている人
(3) 現代社会におけるジェンダー問題が引き起こす社会現象に関心をもっている人
(4) 現代の人々の生と死の問題が引き起こす社会現象に関心をもっている人
(5) 大学院での専門的な学習成果を現実社会の中で活用したいという意欲をもっている人
(6) 実際に、現代社会の中で活用している自己の職業能力を今以上に向上させたい人

キャリア・資格

修士課程

  • 情報コミュニケーション専修 
  • 臨床社会学専修

学位

修士課程 : 修士(社会学)

取得可能な免許・資格

教育職員専修免許状

本学大学院研究科の修士課程を修め、修士の学位を有し、教育職員免許法に定める所定の条件を満たした方は、専修免許状を取得することができます。
※1種免許状未取得の方も、科目等履修生制度を利用することにより、専修免許状取得が可能です(ただし、免許状の取得には3年以上かかります)。

  • 高等学校教諭専修免許状(情報)