人間生活科学専攻博士後期課程

専攻の活動情報

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生活を総合科学として捉え、生活の知を探求します。

本専攻は、健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学の3専修からなりますが、それぞれの研究領域の枠を超え、人と人間生活について総合的に探求することを目指しています。

 健康・栄養科学専修では、医療、公衆衛生、食育、企業における食品開発などの領域で活躍する「食と健康」の専門家を養成します。生活環境学専修では、衣・食・住・生活・地域・地球環境のサイエンス、マネジメント、デザインの研究・教育を行います。保育・教育学専修では、人生の各周期段階における発達臨床上の諸問題について、その本質や背景要因を解明し、理論的・実践的な問題解決能力を身につけ、保育・教育・臨床などの分野において高い見識を身につけた人材および後継者を養成します。
 その他に、生活科学が取り扱うべき多様な授業科目を提供していますので、大学院生は大きな自由度をもって自らの関心に合わせて履修できます。

3つのポリシー

修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

 人間生活科学専攻(修士課程)における健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学専修の専門領域の研究・教育をさらに深化発展させ、高度な専門的知識・技術を駆使して、広く人間の生活現象に関わる諸問題を真摯に探求し、解決する能力を身に付けている。

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

 柱となる学問分野として、「健康・栄養科学専修」、「生活環境学専修」、「保育・教育学専修」 の3領域を設定する。  
 「健康・栄養科学専修」では、「栄養化学分野」「食品・機能学分野」「調理科学・食嗜好学分野」「医療・保健栄養学分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、人間の生涯にわたり、個人あるいは集団の健康のあり方について研究するとともに、健康を増進するための諸要因について、総合的・学際的な観点から究明することができる研究者を養成するための教育・研究指導を行う。
 「生活環境学専修」では、「環境サイエンス分野」「環境マネジメント分野」「環境デザイン分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、衣環境、住環境、生活環境、地域環境、地球環境およびこれらを包括した生活における基本的問題を明らかにし、それぞれを改善推進するための具体的課題を解決するための教育・研究を行う。これらの研究を通して、人間の生活と諸環境とのかかわりについて、総合的かつ学際的な観点から探求できる研究者を養成する。
 「保育・教育学専修」では、「基礎教育分野」「保育・教育分野」「心理・社会・文化分野」にそれぞれ必要な科目を配置し、教育、保育、家庭等実際の生活が行われる場において、具体的な環境と関わる人間の行動を、心とからだに関する成長・発達と、その背景としての諸要因について研究する。また、人間の生涯における健全な発達と、それを支えているメカニズムについて、保育・教育の各学問領域において発達や臨床等の視点から追求し、それを発展させる指導法を目指し、それぞれの研究領域において、理論的、実践的な研究と指導に従事できる高度な知識・技術と研究能力を備えた実務者、保育者養成者、研究者を養成するための研究・教育を行う。 

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

 人間生活科学専攻は、生活の主体である人間と生活に関するさまざまな分野を対象として、研究者として自立した研究活動を行うのに必要な高度の能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的としている。人間生活科学専攻には、健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学の領域があり、それぞれの領域または、複数の領域にまたがる問題について生活する人間という立場から総合的な研究も行うため、次のような人を望んでいる。
(1) 自立した研究者としての必要な基礎学力と研究に対する熱意を有する人
(2) 自己の研究と社会の関係に深い関心をもつ人、すなわち、人間の生態、環境、行動、心理などについて研究する人
(3) 修士課程を修了し、あるいはこれと同等の学力を有する人で、本学の人間生活科学の各領域に深い関心をもち、研究意欲をもつ人
(4) 職業に就きながら、上記(1)・(2)に関連した研究を行い、自己の能力を高めていきたい人

キャリア・資格

博士後期課程

  • 健康・栄養科学専修 
  • 生活環境学専修
  • 保育・教育学専修

学位

博士後期課程 : 博士(生活科学)