卒業生インタビュー

人間生活科学専攻 健康・栄養科学専修 修士課程 
2021年修了

人間生活科学専攻
健康・栄養科学専修
修士課程2021年修了

昭和学院短期大学勤務

社会人や他大出身者にも広く門戸が開かれ
コンパクトにまとまったキャンパスで、
研究がはかどりました

 大学院では、妊娠期女性の食事パターンや食品摂取の多様性を用いた食事アセスメント方法を構築し、その妥当性について検討する研究に取り組みました。私は他大学を卒業後、栄養士養成課程のある短期大学で助手として勤務していました。「ステップアップするなら大学院進学を」と当時の職場の教授にアドバイスされ、さまざまな大学院を調べたところ、本大学院なら深めたいテーマを研究できると知り進学を決意。社会人特別選抜など入試方式の種類が多く、社会人や他大出身者に広く門戸が開かれていることや学費が安価な点も後押しとなりました。実際に通ってみると、都心に位置する千代田キャンパスへのアクセスの良さや、大学院生専用の自習室、研究に必要な設備などがコンパクトにまとまっている学内環境も、研究をスムーズに進める上で重要なポイントでした。研究領域が幅広い本専修内で、ほかの修士生の研究内容を知るきっかけとなったのが「研究方法論」の授業です。先生方がオムニバス形式で担当され、さまざまな研究の背景や手法について詳しく講義。
修士生同士で協力して課題に取り組み、プレゼンテーションの練習をしたこともよい思い出です。


研究の意義や楽しさを学び
仕事と研究を両立させています

 今、短期大学の助手として、栄養士を目指す学生のサポートに従事しています。授業の運営補助や学校行事の運営などが主な業務です。また、一昨年度から大妻女子大学の研究員制度を利用して研究も続けています。振り返ると、研究に関する知識が乏しかった大学院進学当初、先行研究の探し方から文章の組み立て方まで小林先生に多くのことを教えていただきました。手法だけでなく、研究の意義や目的設定の重要性、楽しさも学び、今の私の礎となっています。現在は、仕事と並行して学会発表や論文の作成などを行っていますが、自分自身の成長を実感します。今後も、大学院での学びと経験をさまざまな場面で生かしていきたいです。