臨床心理学

速報 大妻女子大学大学院臨床心理学専攻 平成23年度修了生就職状況と修了後の継続研修について

2012年05月02日

就職状況(平成23年度) 修了生5人全員が就職

児童精神科(準常勤)1名
心療内科クリニック(準常勤)1名
療育・発達センター (常勤)1名 準常勤2名

毎年1~2人が精神病院、精神科クリニックの常勤心理士として就職しておりましたが、昨年度は、療育・発達センターへの常勤・準常勤の就職者が増えました。準常勤は、週3日から5日勤務です。

なお、準常勤の多くは、メインの勤務先の他、精神科クリニック、心療内科クリニックなどで、週3日程度、非常勤の勤務をしております。

手厚い修了後継続研修

本学では、修了生の臨床の質を担保するため、修了後1年間は全員が大妻女子大学心理相談センターに研究員として登録し、専任教員によるスーパービジョンを受けながらセンターのケースを担当することになっています。通常、大学院修了後の就職先ですぐに心理療法を担当することはないのですが、本学では修了生にも個人心理療法やプレイセラピーの経験を継続して持ってもらう機会を提供しています。詳細は、実習フローチャートをご覧ください。こちらです。

ほとんどの修了生が土曜日に心理相談センターに来て研修を続けており、研修日は皆が顔を合わせる機会となるので臨床心理士の資格試験の勉強会も行われています。

さらに、臨床心理士を取得した修了生は、研究員終了後もセンターの相談協力員として認められるとケースを引き続き担当することができます。平成24年度からは、相談協力員として半日以上勤務する臨床心理士には、報酬が支払われる制度もスタートしています。

多くの大学院では、修士2年生の1年間しか学内臨床心理実習が行われておらず、ケースを担当する期間も1年間と短いのですが、本学では修士1年の後期から相談協力員まで3年以上の長期にわたって同じケースを継続的に担当することが可能です。この長期間の研修態勢が即戦力を求める臨床現場で評価されており、常勤、準常勤への高い就職率だけでなく、臨床心理士試験の合格者が90%を超える本学の実績へと繋がっているといえるでしょう。

平成25年度の入試情報、説明会日程、入試倍率などはこちらをご覧ください。