臨床心理学

院生が研究発表 専修大大学院と合同研究会

2011年02月02日

大妻女子大学大学院人間文化研究科臨床心理学専攻と専修大学大学院文学研究科臨床心理学専攻との「第1回大学院合同研究会」を平成22年11月11日、専修大・心理教育相談室で開催しました。大学院開設後初の試みとして、より広い視点からの実践研究交流を目指したもので、専修大からは、乾吉佑、藤岡新治両教授、長田洋和准教授が、大妻女子大からは西河正行教授、福島哲夫教授、古田雅明助教らの教員が参加し、両大学院合わせて55人が参加しました。

本学は、修士課程2年・岩渕さんが研究発表をしましたが、だれもが日ごろの実践活動を踏まえた研究発表だったので、とても熱く新鮮な議論を交わすことができました。研究発表、全体討議に加えて、さらに小グループに分かれてのディスカッション、そして再び全体討議(写真右)と進みましたが、両大学院が交流することで、互いに違う研究・実践手法を交換し合うことができ、とても刺激的な2時間半となりました。各大学に戻って、後日、復習会を開き(写真下)、さらに研究会の成果を深めることができました。

本学大学院臨床心理学専攻では、開設当初から学内外での積極的な研究発表を推奨し、通常の学会年次大会での発表はもちろん、心理臨床学会主催の大学院生研修会の場でも、ほぼ毎年、他大学院を圧倒的に上回る頻度で研究発表を行ってきました。22年5月に行われた心理臨床学会春季大会でも、複数の院生が事例研究発表を行いました。

今後もこの方針で、合同研究会・学内外での研究発表を続けていく予定です。
(文・大学院臨床心理学専攻教授 福島哲夫)