2022年3月に本学大学院を修了した「現役受験生」が、このたび「臨床心理士資格認定試験」に全員合格致しました。秋にご報告しました“公認心理師試験の現役合格率100％”に加えて、今回の臨床心理士試験の現役合格率も100％に達することができたことから、彼らは修了の翌年のうちに、心理専門職として認められるための重要な資格をしっかりと手にしたことになります。

すでに心理職として現場の臨床業務に従事している彼らにとって、日々の実践と並行で臨床心理士と公認心理師の両資格試験のための勉強をコツコツ積み重ねていくことは、大変な苦労だったと思いますが、在学時から絶えず続けられてきた学びがここに実を結んだと言えるでしょう。彼らの学年は新型コロナウィルス感染症の影響を最も大きく受け、前例のない苦労の連続であっただけに、今回の資格取得への喜びはひとしおかと思います。

また本学の修了生が3年連続で両資格ともに現役合格率100％を達成することができたことは、これから続く現役生やこれから大学院受験を控えている学生にとって、励みになることと思います。

本専攻では学内施設および学外施設において、豊富な実習を体験できることは勿論ですが、大学院修了後も心理相談センターでの臨床実践を研修として継続することができ、さらにスーパーヴィジョンも受けられる研究員制度を設けています。そのほか心理相談センターでは、資格試験のための模擬試験や模擬面接を行うなど受験サポートも行われており、在学時から修了後も含めた３年間の手厚い少人数教育が、高い合格率に繋がっています。