臨床心理学
臨床心理士養成大学院として手厚い卒後教育を実施;2012年度 拡大カンファレンスが開催されました
2012年07月10日
本学は、すでにご案内の通り(以下のリンク先をご参照ください)、大学院修了生に対する3年目教育を行っています。同時に、4年目以降の修了後教育として、大妻臨床研究会、並びにその拡大版カンファレンスを年に1,2回実施しております。今回は、その拡大カンファレンスについてのご報告です。
2012年7月7日(土曜日)の夜、新百合ヶ丘の麻生区民館にて大学院「拡大カンファレンス」が開催されました。今回は、修了生17名と現役の大学院生全員、そして臨床教員3名の総勢35名が参加して、これまでの中でも一番の盛会となりました。
今回のカンファレンスでは、精神科クリニックや教育相談機関で活躍している臨床心理士(本学2期生)が、秋に行われる日本心理臨床学会において口頭発表を予定している事例研究を発表してくれました。発表タイトルは「長期不登校事例への統合的介入の必要性-ある思春期女子との6年間の面接過程より-」というものでした。学会当日さながらの堂々とした発表が行われ、臨床心理士となった修了生も盛んに発言をし、ディスカッションが非常に盛り上がりました。
拡大カンファレンスとは、本学臨床心理学専攻の手厚い卒後教育の一つです。年に1回~2回開催しており、修了生が臨床心理士として活躍している現場の事例を発表することで、臨床の力を磨く機会となっています。また、現役大学院生にとっては、先輩方の臨床実践の実際に触れる貴重な学習機会となっており、自らのキャリア形成を考える場となっているようです。
真に臨床力があり、社会に貢献できる臨床心理士になるために、生涯教育は必須です。そして、本学は、少人数制の特徴をいかし、在学中だけでなく卒後も継続して手厚い臨床教育を行っています。
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