臨床心理学専攻大学院生および修了生が、大妻保育臨床研究会主催シンポジウム「保育領域に心理職は必要?〜保育領域、地域、心理職の声を集めて考えるシンポジウム〜」に参加

2024年02月22日

2024年2月18日(日)大妻女子大学 多摩キャンパスにおいて「保育領域に心理職は必要?〜保育領域、地域、心理職の声を集めて考えるシンポジウム〜」がハイブリッド方式で開催され、大妻女子大学大学院臨床心理学専攻大学院生および修了生が参加し、保育領域における心理職についての現状と課題について学びました。

シンポジウム前半は、シンポジウムを主催する大妻保育臨床研究会代表で司会の田中優教授より開会の挨拶と趣旨説明があり、続いて、3名のシンポジストからの発表がありました。

 シンポジスト
  石阪恒子 おだ認定こども園 施設長
  若松育子 島田療育センター 臨床心理科 科長
  春日 文 大妻女子大学 人間関係学部 社会・臨床心理学専攻 専任講師

シンポジウム後半は、シンポジストとフロアの子どもに関わる保育者、行政関係の方々、心理職、本学の学部生・院生など40名を超える方々の間で、熱心な質疑応答が交わされました。

シンポジウムの詳細は、当日の報告書をご参照ください。

以下は、参加した大学院生の感想です。

  • 実習先施設として、おだ認定こども園と島田療育センターへ訪問した際に、保育領域に常駐する心理職の方が少ない又はいないという現状を伺いました。今回のシンポジウムでは、保育、療育、心理・研究者の3視点から必要性についてお話を聞けたことで、以前よりも心理職のニーズ把握、現状の見方、捉え方が変わったと感じます。私事ではありますが、今後も実習見学をする際には、各領域の心理職の必要性、重要性に関する視点もいれて実習に挑みたいと思うようになりました。
  • 本日は貴重なお話をありがとうございました。シンポジウムの開催ありがとうございました。大変勉強になりました。現在M2で、4月から心理職として子育て支援に関する仕事に就く予定です。今回はその予習のような気持ちで参加させていただきました。それぞれ立場の違う先生方から保育領域における心理職の現状と課題をお聞きすることで、心理職に求められ得ること・心理職ができる貢献についてイメージをもつことができました。今後、自分が実際にかかわる現場で、今回学んだことを生かせるよう経験と知識を積んでいきたいと思います。