臨床心理学

心理専門職を目指す大学院生の試行カウンセリング

2024年12月28日

試行カウンセリングとは?

臨床心理士・公認心理師を目指す院生にとって、実践的な経験は非常に重要です。本学では、修士1年の夏から秋にかけて「試行カウンセリング」を行っています。このプログラムには、3校の大学院の院生が参加しており、大学院間の交流の場ともなっています。

試行カウンセリングは、院生が実際の臨床現場においてカウンセリングの基礎を実践するための準備です。院生は他大の院生とペアになり、クライエントとして3回のセッション、そしてカウンセラーとして3回のセッションを行います。カウンセラー役の際は、指導教員から毎回個人スーパーヴィジョンを受けることになります。このプロセスを通じて、院生は面接技法を学ぶと当時にクライエントとしての体験を、実感をもって学ぶことができます。

院生の感想

試行カウンセリングに参加した院生の感想をご紹介しましょう。

・初回面接は非常に緊張しました。初めてのスーパーヴィジョンもとても緊張しました。でも録音や録画、逐語記録を振り返って学ぶことができたのはとても貴重でした。修士1年の後期から学内外の実習が始まりますが、その前に試行カウンセリングを体験したことで、一貫性をもって実習に臨めているように思います。

まとめ

臨床心理士・公認心理師の養成は、単なる知識の習得だけではなく、実践力を磨くことが求められます。本学の試行カウンセリングは、院生がその一歩を踏み出すための貴重な場となっています。

1月10日 人間文化研究科(大学院)臨床心理学専攻進学説明会 | 大妻女子大学