臨床心理学

臨床心理学専攻 平成24年度修了生の就職先が全員決まりました!!

2013年04月03日

臨床心理学専攻 平成24年度修了生8名の就職先は以下の通りです。

精神病院(常勤) 2名
総合病院、クリニック精神科(非常勤) 2名
療育・発達支援施設(常勤) 2名
スクールカウンセラー(非常勤) 2名

平成24年度修了生は、全員、常勤職ないし非常勤職として就職が決まりました。過去、本学大学院では1~2人が精神病院、精神科クリニックの常勤心理士として就職する傾向があり、昨年度から常勤・準常勤職として療育・発達支援施設にも就職するようになってきました。
平成24年度は、この傾向を引き継いでおります。

一般に、臨床心理士は常勤職の就職口が少ないと言われています。しかし、一つの領域で常勤職になる場合と、さまざまな領域で非常勤職として経験を積む場合と、臨床心理士としてどちらがよいかは一概には言えません。最初のキャリアとしては、非常勤職でさまざまな臨床経験を持つことが大事だと言う考え方もあります。将来を見据えると、肝要なことは自分にあった分野を見つけ実力を身に付けることです。そのためにも、個々人の努力、研鑽が求められます。

現在、本専攻では、本学を修了した大学院生がどのような臨床心理士としてのキャリアを形成していくか、追跡調査を行っております。結果を見ると、本学の修了生は全国平均よりも、修了後長きにわたって、個人ないしグループ・スーパービジョンで研修を続けている人が多いようです。その詳細についても、HP上でご報告したいと考えています。

さて、常勤職は仕事が忙しく、臨床心理士の資格試験の準備が不十分のまま受験せざるをえない人が時に見られます。今期の修了生には、常勤職も非常勤職の人もぜひとも全員合格を目指してほしいと願っております。

なお、昨年度の就職状況は以下をご覧ください。終了後の継続研修に関する記事も掲載しています。

*写真は心理相談センター待合室。